No.45 2014年12月20日
小型PCS最前線
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前年比2割増6GW市場、水面下OEMの攻防を探る
オムロン、田淵電機、不動の二強に挑むパナソニック 時代は〝PV〟から〝エネマネ〟の心臓部へ
住宅・低圧分野の所謂小型PCS市場は従来、オムロン、田淵電機の2社で4割を占めている。無論、両社を追いかける形で新鋭の新電元工業、安川電機、SMAジャパンといったメーカーが機種ラインアップの幅を広げ、需要拡大も相まってコストダウンに寄与した。その甲斐あって「パワコンが高価すぎる」という声も流通サイドでは徐々に薄まりつつある。とはいえ、出荷シェアに関しては上位2社と参入各社の間には10~20%以上の大きな隔たりがある。周知の通りモジュールメーカー大手を抑えた難攻不落の城、双頭体制を崩すのは困難を極めるのか。前年比2割増・約6GWに拡大した同市場の攻防を描いてみる。
No.45号(2014年12月20日号)