No.44 2014年11月20日
新ビジネスモデル
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買わねば借りる 販売業者の屋根借り太陽光発電事業
オリックスは企業屋根に40MW ウエストは自治体と30MW 横浜環境デザインは神奈川県と住宅へ
一般家電に比べ高価な太陽光発電システムは「購入・設置するための資金的余裕がなく、付けたくとも付けることが難しい」という人も少なくない。また、売電単価の引き下げにともない、PV設置を断念する産業用案件も増えている。しかしここで、オーナーが積極的に太陽光発電事業に参加したい意思がある者ならば、屋根貸しというひとつの選択肢が提案出来る。屋根の所有者はPV設置用の屋根を貸すことで賃料を貰い受け、事業者は借りた屋根にPVシステムを設置させてもらい売電する。メガソーラーから高圧で産業用に先駆けるオリックス、自治体向けに提案を続けるウエストホールディングス、そして住宅用で神奈川県と連携する横浜環境デザインの屋根貸しPV事業の現状を追った。
No.44号(2014年11月20日号)