No.48 2015年03月20日
News Energy Producers
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PV施策Review
太陽光発電の新年度の買取価格
非住宅(10kW以上)32円/kWh→29円/kWh(7月から27円/kWh) 住宅用(10kW未満)37円/kWh→33円/kWh(出力制御装置設置義務無し)、35円/kWh(出力制御装置設置義務あり)
毎年度の再生可能エネルギーの固定価格買取制度(FIT制度)による買取価格を検討する経済産業省・資源エネルギー所管の調達価格等算定委員会(委員長・植田和弘京都大学大学院経済学研究科教授)は2月24日、2015年度の買取価格の最終案をまとめた。太陽光発電は住宅用(10kW未満)が2014年度の37円/kWhから2~4円引き下げられ、非住宅用(10kW以上)が32円/kWhから3~5円引き下げになる。「住宅用が2~4円引き下げになる」というのは、北海道、東北、北陸、中国、四国、九州、沖縄の7電力会社に接続しようとする発電設備については出力抑制装置の設置の義務付け対象となっており、その設置コストが勘案されて2円/kWhの引き下げの35円/kWhに、出力制御装置の設置義務がない東京、関西、中部の3電力管内では4円/kWh引き下げの33円/kWhになるということだ。
No.48号(2015年03月20日号)